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黒田 優輝YUKI KURODA

装蹄師
2017年入社

入社のきっかけ

私は長年、競馬が好きで、その気持ちが高じて競走馬の育成に携わりたいと思うようになり、装蹄師を目指しました。そして、認定装蹄師の資格を取得する装蹄教育センター在学中にノーザンファームのインターンシップに参加した際、スタッフの皆さんが生き生きと働く姿と整った教育環境、馬の頭数の多さ(=学べる症例の多さ)に魅力を感じ、ここなら装蹄師として自分自身が大きく成長できそうだと思って、入社を決めました。

1日の仕事のながれ※ある日の例

7:30 - 11:00

準備をして、7時30分頃から厩舎に行きます。その日によって繁殖部門やイヤリング部門に入り、10時頃まで削蹄を行います。余った時間で、使った道具の手入れや鉄を打つ練習をする日もあります。

11:00 - 13:30

昼休憩

社員食堂で昼食をとり、その後は寮や休憩室で昼寝をするなど、思い思いに過ごします。

13:30 - 17:30

準備を済ませ、13時50分頃から調教厩舎に行き、調教中の馬たちの装蹄を行っていきます。17時頃からその日の装蹄の記録等を行い、17時30分に勤務を終了しています。

仕事のやりがい

やはり、苦労して装蹄を調整した馬がデビューした時や、大きなレースで勝利した時などはとてもうれしいですね。馬たちの蹄(ひづめ)はとてもデリケートで、常に健康な状態というわけではありません。疾病、欠損やひびに対応しつつ装削蹄を行いますが、伸び方などは馬によって多種多様なので、想定した通りには治らず、約1か月後に行う装削蹄で180度方針を変えてみるといったこともしばしば。そうして世話をした馬たちが1年後、2年後に元気に走っている姿を見ると「あのとき苦労した甲斐があった」と実感しますね。

作業中の黒田さん

仕事で大変なこと

入社6年目になり、決まった厩舎を担当させてもらうようになりましたが、まだまだ自分の「引き出し」が足りないことを痛感する毎日です。難しい事例に直面すると、どう対処すればいいか上司から経験に基づく助言をいただき、獣医師や厩舎スタッフとも相談するなかで、常に引き出しを増やしていく努力をしています。
この仕事で最も大変なことの一つが当歳馬の削蹄です。馬自身がまだ削蹄に慣れておらず動き回るので、手元の道具で怪我をさせてしまう可能性があるためです。厩舎スタッフに曳き手を持ってもらいながら廊下で削蹄を行うのですが、常に持ち手とコミュニケーションを取って安全に行えるよう努めています。また、当歳馬は骨や関節が成長途上にあることから、私が行う削蹄が歩き方に大きく影響します。そんな責任感やプレッシャーから、つい弱気になりがちなこともありますが、工夫して最善の方法を模索しています。

休日の過ごし方

私はアウトドアが趣味で、休みの日は外へ出かけて北海道の大自然を満喫しています。冬はスノーボード、夏は釣りによく出かけます! 同時に、仕事では中腰の姿勢になることが多く腰への負担が大きいため、自宅では十分な休息を取って、腰を労わるよう心がけています。

ノーザンファームを志望している方へ

私たちは、さまざまなステージの競走馬に加えて、乗用馬の装蹄を行うこともあります。ノーザンファームでは、多様な用途の馬、幅広い年齢の馬に装蹄を実施しているため、それぞれの場面で臨機応変に対応するなかで、確実に技術向上に繋がる環境だと思います。職場の仲間は楽しく、温かい雰囲気です。まずはぜひ一度、インターンシップに足を運んでみてください!