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事務局チームSECRETARIAT TEAM

入社のきっかけ

東京競馬場にプライベートで来場した際、ノーザンファームの方々が事務局スタッフ(営業職)の募集をしており、興味本位で実際に話を聞き、働いてみたいと思ったことが入社のきっかけです。ちなみに、競馬を好きになったのは中学生の頃。当時、メディアで「無敗の三冠馬」や「飛ぶような走り」という言葉とともに頻繁に取り上げられていたディープインパクトのことが気になって調べ始め、彼の全レースを追っているうちにいつしか競馬が好きになっていました。今思えば、それがきっかけとなって現在、当ファームの事務局チームの一員として働く自分がいます。

ノーザンファーム早来事務所(本社)

1日の仕事のながれ※ある日の例

8:00 - 12:00

月曜日や火曜日など週の初めは午前中に調教師の方々が多く来場されるので、一緒に厩舎を回って管理馬のチェックを行っています。そこでは調教内容や最近の状態を伝えて情報の共有をし、今後の進め方や移動時期についても話をします。
時期や曜日によって異なりますが、朝は馬の状態や調教の内容について把握するため調教主任たちと一緒に坂路や周回コースで調教を見ることもあります。

12:00 - 13:00

昼休憩

社員食堂や事務所内で思い思いに過ごしています。

13:00 - 17:00

午後にはクラブ会員様も多く来場されるので、出資馬のいる厩舎を一緒に回って近況報告や写真撮影などを行っています。こうして、特に週の前半は事務所から外出して、来場者の対応にあたっている時間が長いです。それ以外の時間は事務所内でデスクワークを行っています。

任されている仕事

事務局チームでは、セールやクラブツアーなど各イベントについて、準備から実施まで携わっています。また、募集馬カタログの原稿作成・校正も事務局チームの仕事です。日常的な業務としては、馬主さま、クラブ会員さまや調教師の方々と一緒に厩舎に馬を見て回る機会(アテンド)が多くなっています(「1日の流れ」参照)。アテンド時には、その馬の最近の調教内容や状態を伝えます。来場者に対して分かりやすく説明するのはもちろんのこと、文書にまとめて馬主さまへの近況報告を行ったり、馬体写真の撮影も行っています。事務局チームは同時に、「広報」の役割を担っている部署でもあり、ホームページの更新も業務の一つです。ホームページは2年ほど前に大きくリニューアルしています。毎週、生産馬の出走予定・結果を更新することや、セールの時期に必要に応じて情報を公開しています。さらに、育成馬の成績集計やデータのとりまとめなども行っています。

仕事のやりがい

馬について誰かに伝えることや発信することが、私たち事務局チームの仕事です。そのためには、スタッフ自身が馬たちに精通している必要があります。注意深く育成馬を観察し、馬の見方を洗練していく過程で得た知識を「小ネタ」として来場したお客さまに話し、楽しんでいただける時は、なんだか一石二鳥のような気がしてやりがいを感じます。ありがたいことに、後日わざわざお礼状をいただいたこともあります。これからも、さらに馬を理解していく努力を続けていきながら、その知見を活かして競馬の魅力を伝えていきたいと考えています。
ちなみに私は、「走る馬とはどういう馬か」ということに、とても関心があります。レース結果には馬体、血統、レースに至る調教過程、適性などのいろいろな要素が関係しているはずですが、未だ確信的な答えには辿り着かず、「答えなどないのでは?」と思うこともあります。とにかく牧場内の育成馬たちをしっかりと見る機会を設けて、自分なりに仮説を立てながら答えを模索し、デビュー後のレース結果を精査していくことで仮説の検証をしています。そのサイクルが、自分の馬の見方を徐々に形成しきているように思いますし、事務局チームとしてお客さまに馬をお勧めする時や、すでに購入していただいた馬についてご案内する時に役立っていると思います。答えは出ないのかもしれませんが、競馬関係者の誰もが知りたいと思っているこの問いの解明には今後もやりがいを感じながら取り組んでいきます。

仕事で大変なこと

やりがいにも繋がることなのですが、繁忙期の仕事のスケジューリングが大変です。事務局スタッフの繁忙期は4月~8月ごろ。毎年7月に行われる「セレクトセール」の上場予定馬が決定すると、たくさんのお客さまがその下見で来場されますので、そのご案内を行う一方でセレクトセールに向けた情報の公開も始まるため、データの準備や資料作成などデスクでの作業も増え、全体的に一日の仕事量が多くなります。そのため、常に仕事の優先順位を考えつつ仕事にあたることが求められます。私個人としては、エクセルを扱うことは比較的得意なので、今後はデスクでの作業について、より効率的に進められるよう工夫していきたいと考えています。

休日の過ごし方

私はどちらかと言えばインドア派。家でまったりすることが好きです。一方で仕事柄、運動不足になりがちなので積極的に運動も行うよう心がけています。現在は、週2回は筋力トレーニングを行うようにしており、好きなビールもその日は飲まないようにして休肝日に充てています(笑)。もちろん、休日にも競馬はしっかりチェックしています!

ノーザンファームを志望している方へ

自分自身では、入社前からある程度競馬に精通していると思い込んでいましたが、入社してから知らない世界がたくさんあることを知り、いろんなことを吸収してきたなかで、今ではもっと競馬が好きになりました。競走馬が繁殖厩舎で生まれ、母親と離れてイヤリング厩舎で仔馬だけの社会を知り、少し大きくなった身体に初めて鞍を載せ、調教厩舎で坂路を駈け上がり、トレーニングセンターに向けて出発する。この期間は約2年間です。その間は、各ステージで厩舎スタッフが馬づくりについて思考を巡らせ、バトンを繋いでいくことで一頭の競走馬を育て上げています。事務局スタッフはその全ステージに関わる仕事をしていますので、アンテナを張って仕事をしていけば多くのことを知る機会があり、馬づくりの奥深さを感じることができると思います。競馬や馬が好きな方にとってはこの上ない環境だと言えます。ご応募お待ちしています。