社員インタビューStaff interviews
真鍋 千春CHIHARU MANABE
調教スタッフ
2017年入社
入社のきっかけ
小さい頃からずっと、馬に乗ることが好きだったので、高校では馬術部に入りました。そこで馬術の楽しさに目覚め、「高校で馬との関わりを終わらせるのはもったいない!」と考えるようになったんです。競走馬の牧場への就職を考え始めたときにノーザンファームのインターンシップに参加し、同じ高校出身の先輩スタッフが騎乗している姿を見たのをよく覚えています。それまでは、経験のある乗馬に跨る姿しか見たことがなかったので、育成馬のスピードや気性を上手くコントロールする姿に魅せられ、自分も乗ってみたいと強く感じました。また、先輩から、練習環境・設備・教育体制や福利厚生面が整っていることを直接、教わることもできました。体力に絶対の自信があったわけではないので、残業が少なく、基本的には休みたいときに休める働きやすい職場環境だという点にも魅力を感じましたね。騎乗技術を磨くためには、適度な休息は必要だと思っていましたので、「ここでなら、自分自身も成長しながら働けそう」と確信し、入社を決めました。
1日の仕事のながれ※ある日の例
出勤するとすぐに、5~6 分のミーティングが行われます。ミーティングの主な目的は、その日に牧場を出発する馬の確認、馬の怪我の状況、馬見せの予定などを共有することです。その後、1鞍目(1回目)に乗る馬を競走馬用のウォーキングマシンに入れます。ウォーキングマシンに馬を入れている時間には、馬房の掃除を行っています。その後、ウォーキングマシンを終えた馬を坂路コースや周回コースで調教し、調教後に餌をあげるというのが一つのルーティン。この流れをだいたい4回ほど繰り返して10時30分くらいに終了すると、約1時間で片づけを行います。
休憩時間
社員食堂で昼食をとり、その後は寮や休憩室で昼寝をするなど、思い思いに過ごします。
馬房に牧草を入れる作業、餌づくり、馬の手入れや馬体チェックなどを行います。馬主さまの見学がある日は、馬の様子をご覧いただくため曳いて歩きます。より綺麗に見せるために、丁寧にブラシをかけてから出すことに加え、歩かせる歩幅やお客様の前に立った時の馬の耳の向きなどにもこだわります。
仕事のやりがい
全部門に共通することだと思うのですが、携わった馬がレースで走る姿を見ることです。デビューを果たす2歳馬の姿や、怪我をした現役馬が復帰する姿など、本当に感動しますね。また、夏には北海道開催があり、レース直前まで牧場で調整を行うこともあるので、私たちの調教が結果に直結すると感じていますし、良い結果が出るととてもうれしいです。怪我をして牧場に戻ってきた馬については、リハビリメニューを取り入れて慎重にケアしていきます。その苦労が実り、無事に走っている姿を目にする時が一番ホッとします。レースは、勝つことがすべてではないと思います。とは言え、自分が携わった馬が勝った時は、とても幸せな気持ちになります!
仕事で大変なこと
働き始めたばかりの頃は、主に体力面でやや苦労しました。騎乗や厩舎作業は練習を積み重ねなければ上達できないため、気持ちが焦って無駄に動き回っていたうえに、新しい環境のなか、常に気持ちが張り詰めていたのだと思います。ただ、騎乗面・作業面ともに、厩舎の先輩方は、私が不慣れだからといって頭ごなしに叱責するようなことは一切なく、ていねいに教えいただけたので安心して仕事に取り組めました。分からないことを自分からどんどん質問して吸収するうち、次第に、辛さに楽しさが勝るようになっていきました。一所懸命に取り組めば体力は自然とついてくると思います!
休日の過ごし方
休日には、好きな私服を着ておしゃれを楽しみながら、色々なところに出かけます! 札幌までショッピングに行くほか、日頃、ハードに動かしている体のケアをする日、とすることもあります。冬には、ワカサギ釣りに出かけることも楽しみです。連休を取って遠出するのも最高ですね!
ノーザンファームを志望している方へ
高校3年生の頃、私は、進学して大学の馬術部に入るか牧場に就職するかで悩んでいましたが、今となってはノーザンファームに就職して良かったと思っています。なぜなら、ここには働きやすい環境や練習プログラムが整っていて、就職してからこれまで、常に成長してこられたという自覚があるためです。指導員や先輩たちもやさしくていねいに一から教えてくれますし、自主練できる環境も整っています。また、最近、日本国内に数台しかない電動の木馬が導入され、馬に跨っていない時間であってもリアルな練習ができるようになりました。また、休みが取りやすいので、オンとオフのメリハリをしっかりとつけることができます。騎乗技術に自信がないという方でも、ノーザンファームに就職し、しっかりと日々の業務に取り組めば、自然と上達していきます。もし、牧場での仕事に興味があるなら一度、インターンシップに参加してみて欲しいと思います。私もていねいに教えます! ぜひ、一緒に働いてみませんか?