調教Training
馬に「レースで走ること」を教え込む部門です。
8月~10月頃にかけて、1歳馬がイヤリング部門から移動してきます。移動後は、北海道で初期調教を行い、翌年6月から始まる新馬戦を目指します。馬にとって、初めは調教後のシャワーすら恐怖そのもの。イヤリング部門からのバトンを受け取り、鞍を載せ腹帯を締めることから、騎乗者の指示に従って坂路を駈け上がり、身体を洗われることまで、きちんと教えていきます。調教は午前中に行われ、1日平均3~4鞍を担当、1鞍あたり30~45分乗ります。
また本州(天栄・しがらき)では、レースに出走するまでの期間を活用し、競馬場に近い場所で本番を見据えたメニューを考え、実行していきます。馬の成長段階や状態に合わせた調教メニューを丁寧に検討し、彼らの能力を最大限引き出すのが、調教スタッフの役割です。